e-ラーニング
【以前からやってみたい・・・どんな感じ?大丈夫かな?】と思いながら始めた訪問看護。色々な事を教えていただき緊張しながらも笑顔で安心してもらえるよう心がけ訪問させていただいています。 そんな想いの私に「eラーニング」という訪問看護養成講習会に参加する機会を頂きました。インターネットを利用した学習で、パソコンの苦手な私にとって・・・又「大丈夫かな?」と思いながら始まっていきました。5ヶ月間必須項目を繰り返し学習して、日々行っている業務での迷いや方向性などを確認できました。パソコン操作にも慣れ「大丈夫だったー」と一安心し終了する事ができました。この講習会も後一日を残して閉講式を迎えることができます。
基本の知識や技術を学ぶ事はもちろん日々の業務と平行して行う事で、「前向きに」「それぞれの利用者様にあった対応」
の必要性をさらに感じました。
今日もパソコンと格闘しながら笑顔でおじゃまします。
よろしくおねがいします。
これでいいのだ!
京大の佐藤泰子さんの講演「バカボンパパに学ぶ苦悩の人間学ー聴く・寄り添う・向き合う意味ー」を受ける機会に恵まれました。 『わしはいつでもわしなので大丈夫なのだ』 『これでいいのだ!!』バカボンのパパに実在的苦しみは無い。 つまり苦しみとは、『これでいいのだじゃないのだ!!』としか受け取れない時におこる。 起こっている事実は同じでも、その事実が“こうだったらいいのに”と動かそうとするのに動かない。それが苦しみの正体。 では苦しみから解き放たれるためにはどうしたらいいのか? それは寄り添ってくれる人に話す(語る)こと話して、離して、放す語ることで『事柄の意味・認識を変更していく』『新しい意味を探す』『未だ語られていない鉱脈を探す』そして本人の事柄の意味・認識が変更された時、ようやく苦しみを放すことが出来る。閉ざされた思考だけでは新しい意味に出会い損ねてしまう。 そうなるために寄り添う者はどう“聴く”のか。 自己と他者の間には深い河がある。この河があるからどうしても相手の思いを100%はわからない。しかも言葉は“事柄のはしっこ”すべては伝えられない。でも相手はこの河の向こうに寄り添う者がいるから、わかって欲しくて必死に語る。そうしている間に自分の中から新しい意味を作っている。つまり「答え」を与えるなどという傲慢な行為は必要ない。ひたすら本人の放たれる時間に寄り添うことが大切。 仕事をする上でも私生活でも相手から相談を受けた時、ついつい良きアドバイスを求められていると思いがちである自分を振り返りました。あくまでも、どこまでも聴くことに徹し、起こっている事柄の意味づけがなされるのを待つことが寄り添うことと肝に銘じたいと思います。
春ですね
新学期も始まり、子供たちは新しい環境にそろそろ慣れてきたころでしょうか。バタバタと過ぎた4月ですが、疲れで体調を崩さないように心掛けたいものです。 訪問看護でお邪魔している利用者さまの中には外出が困難な方も多くいます。
私はよく季節を感じる外の光景を伝えます。お庭の水仙が咲いてるよと草木の様子や、ツバメを見かけたなど最近は春の話題で季節感を味わってもらっています。
そんな春ですが、熊本地震により多くの方が亡くなり、避難生活を余儀なくされている方が多くみえます。テレビの映像を見るたびに自然災害の恐ろしさを実感しています。改めて、この地にも起こりうる地震に対し他人ごとではないと考えさせられました。
非常持ち出し袋の点検、災害時の家族の集合場所など確認作業をしました。
熊本地震の義援金箱にも少額ですが入れさせていただきました。1日も早い復興をお祈りいたします。
在宅医療に関わる一員として
豊田地域医療センター 大杉泰弘先生の講演「在宅医療〜古くて新しい21世紀の医療〜」を受ける機会に恵まれました。 団塊の世代が全員75歳を超えて後期高齢者になる2025年は、医療・介護需要の急速な膨張を来し、病院に代わり、在宅や介護施設での看取りの増加が想定される。 「2025問題」まであと9年。 人類がかつて経験したことがない「超高齢化」「多死社会」の到来を控え、家族に頼らず地域でどうみていくか。
地域包括医療の強化、人口動態の変化に対し地域ごとの特性を活かした政策が必要である。 余命わずかと診断された女性に対し、幾つもの問題をクリアし、念願のスタジアムでの野球観戦を実現するまでの事例紹介では、目頭が熱くなるとともに『自分たちでも出来ることはないか』と思わずにはいられませんでした。 初めから難しいと諦めるのでなく、利用者様のニーズを妨げる問題を細分化し、解決の為のアプローチを多職種で行うことの大切さを気付かされました。 『最期のときまで愛犬or愛猫と居たい』『もう一度〜に行きたい』『〜をしたい』 そういった希望を叶えることが特別でなく、当たり前になるよう尽力していきたいです。 K.S 写真は著者近影(のネコ)
ミントの魅力
何年か前に2株植えたミントがふえてこんなになりました。ミントは涼しさを感じさせるので、夏におすすめのハーブです。
お茶にしたり。お風呂に入れたり、そのままグラスに生けても香りを楽しめます。
なべに湯を沸かし、ミントを煮出した湯冷ましを霧吹きに入れて室内に吹くと虫除けになります。この虫除け効果で、いつも虫に食われて困っていたイタリアンパセリが写真のように生き生きしています。
大変繁殖力が旺盛で栽培はちょー簡単なミントを上手に使ってみませんか?
「地域包括ケア」って何だろう?
3、4年前から『地域包括ケアシステム』という言葉をよく耳にします。 『地域包括ケアシステム』とは、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続ける事ができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供されるものを構築すること。また、地域の特性に応じて作りあげていくこと、といわれています。 8月に『地域包括ケアシステムに求められる連携』という講演を聴いてきました。その中で看護の役割とは、『住み慣れた地域での在宅療養を、最期までささえる』こと、これが実現できる為には①看護人材確保②訪問看護事業所の基盤強化③効率的なサービス提供体制の整備④看護の質の向上、連携調整力強化を話されました。自分の地域を知り、ステーションの役割を考えできるところから実行しようと思いました。
訪問看護師として・・・
訪問看護師として働き始めて15年。月日が経ちました。 働き始めて数年はただただ毎日必死でした。何度も壁にぶち当たり悩み反省し・・・その繰り返し。
15年経った今もその当時と変わらず、日々、利者様や介護されてみえる家族の方に学ぶことが本当に多くあります。
先日も、癌と告知され家で最期までみたいと奥様が希望され周りの子供さん家族も全力でサポートされ、ご自宅で息を引き取られました。
病気を告知され、初めのうちはどうしたら良いか分からず、不安で生活も大きく変わり眠れない日が続きいたため、身体的にも精神的にも辛かったと思います。
それでも、
ご主人と過ごした「家で最期まで共に暮らしたい」と、
最期まで家で介護され見送られました。
最期、奥様が「悔いなく介護やりきりました」と、泣かれながらも笑顔で話して下さいました。
色々な方々との出会いが又繋がって私の看護になっていく。直接的ではないけれど間接的に、私を通してまた次の新しい出会いに繋がる。
毎日悩み、反省する事もあるけれど、利用者さんや家族の笑顔や頑張っている姿をみて、私自身力を頂いています。
子育ての大変さ
昨年第一子を出産し、あっという間に1年が過ぎました。 産まれてから泣いて意思表示をすることが精一杯だった赤ちゃんが、今ではすっかり子どもらしくなり、自分の足で歩き、自分の行きたいところへ行き、「あれがしたい、これがしたい」「これは嫌」など身振り手振りで表現したり、言葉にならない言葉で一生懸命話したりしてくれるようになりました。
よく、「ママが看護師だから安心だね」なんて言われたりもしますが、どんなに知識があったとしても実際の子育ては教科書通りにいかないことがほとんどです。
医療の現場で働いているからこそ、健康であることのありがたみをより強く感じます。 子どもが熱が出れば病院に連れて行き、自分の健康管理ももちろんしなければならない。自分1人であればなんでも適当で良かったけれど、今ではそんなわけにはいきません。冬になってきた今は、手洗いうがい、加湿や換気、室温や衣服の調整など気遣っています。初めての育児は右も左も分からないことだらけで、不安もいっぱい。
子どもの笑顔に癒され、励まされたくさんのことを学ばせてもらってます。 まだまだ未熟なママ1歳。
育児は育自なんだと、実感する毎日です。
「健康」
2017年、今年も家族揃って健康で新年を迎える事ができました。慌ただしく過ぎた年末でしたが、お正月は天候にも恵まれお雑煮や、おせち料理を食べながら家族でゆっくり過ごすことができました。みなさんは、どのようなお正月を過ごされましたか?
家族、親戚で集まって話題になったことは 「健康」
両親も少しずつ老いを感じ始め、無理をせず穏やかに過ごせていければいいわ…と母の言葉を聞き、娘の私も今まで頑張ってきた分、穏やかな老後を過ごしてほしいなと思いました。やはり、心も身体も健康でいることが大切です。分かっていてもなかなか行動をおこさなかった私ですが、今年は出来ることから始めました。
まずは
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家族で寝る前に「ヨガ」
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和食中心の食事にする。
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ストレスをためない。ON/OFFの気持ちの切り替え です。
まだ始めたばかりですが、笑顔で毎日過ごせるように色々なことにチャレンジしていく年にしたいです。みなさんも一緒にチャレンンジしてみてはいかがでしょうか!(^^)!
出会いと別れ
まだまだ寒い季節が続きますね。冷え性の私にとっては春が待ち遠しいです。
手足が冷たいのでヨガで教えてもらった足の裏を拳で叩き循環を良くしています。
手足が冷たいといろいろ問題もありまして・・・この時期は利用者様に触れるにも心苦しいです。
もうすぐ卒業シーズンですが、春は出会いと別れの季節でもありますね。
訪問看護の仕事を通しても様々な人との出会いがあります。初対面は緊張しますが、不思議とわくわく感もあります。どんな人と出会えるのかな?と、様々な境遇の中で生活されている在宅へ足を踏み入れ、信頼関係を築くことの大変さは楽しさへと変わっていきます。
出会いは楽しさで満ち溢れていますが、別れは悲しいです。
亡くなってしまう別れはつらいです。遺された家族にとってもつらいことです。
訪問していた私たちもぽっかり穴が開いてしまったような気持ちになります。“グリーフケア”(*1)として訪問をし、その後のご家族の様子を伺うのですが継続した関係作りには至っていないのが現状です。残された家族が一人になってしまったケースは気になって仕方ありません。外出先で偶然会った時には顔を見てホッとします。
出会いと別れを繰り返し、日々の訪問看護を続けています。
平穏死 〜本当の幸せな逝き方〜
ポカポカと暖かい日差しとともに春の訪れを感じながら、訪問にいかせて頂いています。寒くてなかなか外出できなかった利用者さんも桜を見に行こうと計画されています。
先日、子供と図書館に行った時、ふと目に止まった本がありました。『家族が選んだ平穏死』という本です。訪問看護として働き始め、約3年。以前の私だったら目に止まらないような本でした。
まだ、最後までは読めていませんが…。介護された家族の実際の証言があり、ガン末期や認知症のケースが紹介されていました。その間に在宅医の長尾先生の平穏死のコツが入ってきます。
平穏死とは苦しまないで長く生きること。実現するためには
1. 最期を迎える場が、本人が「希望する場所」であること
2. 緩和医療がなされ「苦痛がない」こと、あるいは少ないこと
3. 終末期に「穏やかな楽しみや笑いがある生活」を送れていること
4. 本人が「死期が迫っていると思わない」こと
5. 本人も家族も最期を迎える「現状に満足」していること
と長尾先生はおっしゃっていました。
私も訪問看護師として、この5つを少しでも満たせるように本人・家族に援助できたらと改めて考えさせられました。そして、それを実現するためには本人が元気なうちに家族でどのように最後を迎えたいか、話しておくことも大切だと思いました。
昔は自宅での自然な死が当たり前でした、それが今では自宅で最期を迎える人が1割程度になっている現状。自然に…自然に…、平穏死は自分らしさを追及できるのではと感じました。
「家族」「親子」
日々の訪問の中で、利用者様とご家族の関係は環境により様々です。在宅介護にとっての「家族」は、大切でなくてはならないものだと思います。 私事で恐縮ですが、先日、娘の結婚式があり、無事に送り出す事ができました。
親の複雑な気持ち・・・、娘との距離感など、変化が微妙におこっているのを感じながら半年を過ごし、当日を終える事ができました。 ふと、訪問先のすべての方も、親としてこのような思いを経験し、今に至っているんだなぁと思うと、胸が熱く何とも言えない感情になりました。 それぞれのご家庭で形は違いますが、親子として色々な思いを経ての現在に、看護師として参加させて頂いているのだと、改めて思いました。 今回の事で・・・、
介護に必要な「家族」「親子」について考えるきっかけになりました。答えのない難しさはありますが、少しでもお互いの思いに添えるよう、看護させて頂きたいと思います。
テレビ番組「●●●が教えてくれたこと」を観て
5月9日の某局番組「●●●が教えてくれたこと」を見ました。 読者の方でご覧になった方もいるかもしれませんが、少し説明させて頂くと、某局のディレクターになったお兄さんが、脳性麻痺の妹の介護をはじめてしてみて気づいたことが映像でつづられています。なぜこれまでしたことがない介護をしてみようと思ったかというきっかけは、昨年相○原の障害者施設で起こった、元施設職員の入所者殺人事件でした。「障害者の家族は不幸だ」という犯人の言葉を否定するためだそうです。
たしかに、障害を持って生きるということはいろんな制約があります。誰かの力を借りなければいけないし、時間だってかかります。だけどそれが幸せか不幸かと決めるのは、その人自身ですよね。
番組の中で●●●さんのお母さんが「●●●はいつも幸せでいなけりゃいけないのかなあ」と言っていました。そうですよね、誰でも幸せなときやそうでもない時があります。それは障害のあるなしに関係ないし、そもそも何が幸せかって人それぞれだと思うのですが。
皆さんはどう思われますか?
研修会
平成22年より年に1度、他の事業所と合同で研修会を行っています。今年は1つ加わり3事業所、約75名が集まりました。テーマは『チームで自分を活かす方法を学ぶ』〜アチーバスで楽しみながら、チームでの自分の関わりを磨こう♪〜 4人1組になり、アチーバスというカードを使い1時間ぐらいゲームを楽しみました。ゲーム終了後は、ゲームを通して「自分で思う自分の特徴」と「他の人からみた自分」、異なる見え方・表現の仕方、違いがあることを意識し、コミュニケーションをタイプ別に分けました。「自己主張が強い・弱い」、「感情が表に出やすい・出にくい」など様々で、タイプ別での対応方法説明資料も配付され興味深く読んでいました。
昼食を挟んで2回目は、同じタイプの人を集めて行いました。タイプの違うグループもありましたが、1回目よりはルールもわかり楽しめていたように思いました。
最終的に今回のアチーバスのゲームを通して、明日から自分がチームで活かせる自分の取り組みと具体行動目標を考えました。
ゲーム、昼食、30分ぐらいの職種別懇親会などで、他の事業所のかたと楽しく交流できました。 by みっきー
(参考:アメリカ社会学者デビット・メリル SocialStyle)
ヨガ部
医療法人マックスは、いくつかの部活があります。ビーチバレー部、ボーリング部、山岳部、読書部等々・・・。その中で私が行っているのがヨガ部です。 なかなか継続出来ない私が唯一続けられている事の1つです。
ヨガをはじめて10年以上。
週に2〜3回は部活以外にもヨガの時間を作るようにしています。
以前は、呼吸が浅く、すぐに風邪をひいてしまい寝込む事も多かったのですが、最近は風邪を引くことも減りました。
どんなに疲れていてもヨガをすると身体がスッキリ1日の疲れがスッキリします。皆さんは何を継続して行ってみえますか?
「ヨガ」とはサンスクリット語で「つながり」を意味しています。 心と体、魂が繋がっている状態のことを表します。呼吸、姿勢、瞑想を組み合わせて、心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得るものです。皆さんも良かったら一度ヨガしてみて下さい。
仕事が教えてくれたこと
看護師になって27年、訪問看護師になって17年。沢山の人と出会い、沢山のご縁を頂いてたくさんのことを学ばせて頂きました。こんなに沢山の人と関わる事のできる仕事はないと思っています。いろんな人の最後を看取り、いろんな生き方、いろんな家族のあり方をみて勉強させてもらっています。そしていろんな立場からのものの見方、考え方があり、誰もが悩んだり苦しんだりしながら一生懸命生きています。それを目の当たりにする仕事でもあります。
人・生・死・老・病に関わらざるを得ない尊い仕事です。人が避けられない苦はありますがそんな時に少しでも支えになれるよう日々学び、もっともっと成長していきたいと思っています。
タッチングってすごい!
もう10年程前になりますが、ある心理学講座を受講した時、講師の方がこんなことをおっしゃっていました。
「患者さんと接する時間が長い看護師さんより、整体師や理学療法士(以下、PTと略す)さんのほうが患者さんから相談事や悩みを打ち明けられることが多いんです。何故だと思いますか?」と。
当時、病棟ナースとしてバリバリ仕事をしていた私はその事実に驚くと同時にちょっとショックを受けました。〝私達ナースよりPTの方が頼りにされてるってこと?!″と…。でも、そうではありませんでした。講師の方はこう続けました。
「それもタッチングが大きく関係しているんです」と。
タッチングとは(肌に)タッチする=触れるケアと訳されるように、肌に手を当てる、肌を撫でる・さする・揉む・圧迫するなどの行為のことです。
私達ナースも学生時代に教科書で習いましたし、実際に患者さんと接している時にもタッチングしながら話をする機会がありました。
ですが、整体師やPTは30分~1時間という治療時間の大部分を直接身体に触れているため、タッチングの機会も時間も範囲も圧倒的に多いのです。 タッチングには短時間で人と人との距離を縮めたり、ストレス・不安・恐怖・痛みなどを緩和してリラクゼーション効果があります。また、脈拍や血圧の安定、認知症の症状改善など身体的にも良い効果があることが科学的にも証明されていることも知りました。
それからは不安が強い患者さんにはそっと背中に手を当てて話を傾聴したり、ストレスが溜まっている患者さんには手のひらマッサージをしたりとタッチングの機会を多くするように心がけました。すると本当に不思議なことに「あなただから言うけど…」とか「実は○○○だから怒ってたんだ」など、患者さん側から話をされることが多くなりました。
当時、病棟ナースとしてバリバリ仕事をしていた私はその事実に驚くと同時にちょっとショックを受けました。〝私達ナースよりPTの方が頼りにされてるってこと?!″と…。でも、そうではありませんでした。講師の方はこう続けました。
「それもタッチングが大きく関係しているんです」と。
タッチングとは(肌に)タッチする=触れるケアと訳されるように、肌に手を当てる、肌を撫でる・さする・揉む・圧迫するなどの行為のことです。
私達ナースも学生時代に教科書で習いましたし、実際に患者さんと接している時にもタッチングしながら話をする機会がありました。
ですが、整体師やPTは30分~1時間という治療時間の大部分を直接身体に触れているため、タッチングの機会も時間も範囲も圧倒的に多いのです。 タッチングには短時間で人と人との距離を縮めたり、ストレス・不安・恐怖・痛みなどを緩和してリラクゼーション効果があります。また、脈拍や血圧の安定、認知症の症状改善など身体的にも良い効果があることが科学的にも証明されていることも知りました。
それからは不安が強い患者さんにはそっと背中に手を当てて話を傾聴したり、ストレスが溜まっている患者さんには手のひらマッサージをしたりとタッチングの機会を多くするように心がけました。すると本当に不思議なことに「あなただから言うけど…」とか「実は○○○だから怒ってたんだ」など、患者さん側から話をされることが多くなりました。
そう言われれば…、(これは余談ですが)プライベートでも例えば〝この人ともっとお近づきになりたいな″と思うような人には自然と手が相手の腕に触れたりしていたような…
あれは本能的に「この人ともっと距離を縮めたい」という心理状態の表れだったのでは…。皆様にも思い当たる節はありませんでしょうか?
あれは本能的に「この人ともっと距離を縮めたい」という心理状態の表れだったのでは…。皆様にも思い当たる節はありませんでしょうか?
タッチングは特別な技術も労力も費用も必要なく、今からでも誰にでもできる素敵な行動だと思います。(男性が女性にする場合は少し配慮が必要かもしれませんが)
皆様も距離を縮めたい相手やリラックスしてほしい相手にさりげなくタッチングしてみてはいかがでしょうか。
看護師になって27年、訪問看護師になって17年。沢山の人と出会い、沢山のご縁を頂いてたくさんのことを学ばせて頂きました。こんなに沢山の人と関わる事のできる仕事はないと思っています。いろんな人の最後を看取り、いろんな生き方、いろんな家族のあり方をみて勉強させてもらっています。そしていろんな立場からのものの見方、考え方があり、誰もが悩んだり苦しんだりしながら一生懸命生きています。それを目の当たりにする仕事でもあります。
人・生・死・老・病に関わらざるを得ない尊い仕事です。人が避けられない苦はありますがそんな時に少しでも支えになれるよう日々学び、もっともっと成長していきたいと思っています。
価値観って何だろう?
先日、医療法人マックス発表会に聴衆として参加しました。
訪問看護師の他に、介護士、ケアマネジャー、理学療法士、医療事務等、多方面からの研究発表でした。感動あり、笑いもあり、考えさせられるものありという有意義な時間を過ごすことができました。そして、どの発表にもほぼ共通しているものは、“相手の価値観を大切にする”ことのように思いました。
価値観とは、一言で表すと“一番大切にしている思い、考え”のことで、生き方の軸になるもの。そしてこれは人によって様々で、もちろんどれが良くてどれが悪い等のような評価もされないものです。
以前、キャリアコンサルタントとして就職や転職の支援もしていた私。やはり、ここでも大切なもののひとつに「価値観」がありました。
”どんな仕事をしたいか? どんな働き方をしたいか? どんな人生を送りたいか? ”求職者の方々はこれらの軸が明確になると就職や転職がしやすく、同時に自信やエネルギーも湧いてきていました。
改めて、やはり同じだと思いました。
どんな生き方をしたいのか? 家族や友人とはどんな関係を築きたいのか? どんな活動をしたいのか? 人生の最期はどう迎えたいのか? ……様々な場面で価値観を問われることがあると思いますが、それらの価値観が明確になっていると、焦らず納得した自分なりの人生が送れるはず。私自身もあらゆる場面での自分の価値観を明確にしつつ、看護を通して目の前にいる人の価値観を明確にするお手伝いもできたらいいなぁと思っているところです。
大掃除で“家・こころ・身体”ぜーんぶスッキリ!!
12月といえば大掃除ですね。きれいになったお家で過ごす新しい年は、なんだかきっといいことありそうな気がします。 と “今年こそ”という気持ちにだけなる数年を過ごしてきました。 そして断捨離を実行しようということに行き着きました。 「モノ・人というものは本来、自分の生活を豊かにするためにある」 必要のないものを断ち、捨てて、執着することから離れましょう 『断』 : これから入ってくる不要なものを断つ(買わない) 『捨』 : いま持っている必要ないものを捨てる 『離』 : 物へ執着することから離れる(物欲をなくす) そしてその効果は①部屋が片付く②仕事の能率が上がる③前向きになる(幸せになる)④人間関係がよくなる⑤お金が貯まる⑥自由な時間が増える⑦健康になる
実行に移そうと思えた、私に足りなかった断捨離の心構え、考え方を身につけるための言葉を上げておきます ・迷ったら ゴミ・使わなきゃゴミ
・いつかは絶対来ない「いつか使う」は絶対無い
・使えるか、ではなく「使っているか」
・全部捨てたら未来だけ残る。
・思い出の品を捨てても、思い出は消えない。
・過去を捨てなくては、未来の場所がない。
・服があるから福が来ない 紙があるから神が来ない。
・明日は明日のゴミが出る。
マスク美人
今シーズンは昨シーズンより1ヶ月以上も早くインフルエンザの流行が始まりました。マスクを付けている方も多く見かける季節になりましたね。最近ではテレビや雑誌等で風邪予防対策を特集されており、私も出来る事から実践しています。予防策の1つであるマスク着用も欠かせないアイテムです。今回はマスク着用時の注意点をお伝えしていきます。
・ マスクを付けっぱなしにしていると、マスク表面にウイルスや菌が付着し、そのマスクが感染源になる恐れもあるため、付けたり外したりせず、繰り返し使用する事は避けましょう。
・ 折り目(プリーツ)のあるマスクは折り目が下に向くように付けます。逆さにつけてしまうと折り目の部分に菌や花粉などが溜まり逆効果です。プリーツは完全に広げ鼻から顎までしっかり覆います。
・ 鼻周り用の針金が入っている方が上につけます。
マスクをつける煩わしさもありますが、喉や鼻の乾燥を防ぎ保湿効果もあります。マスクを正しく着用しマスク美人を目指しましょう。
かわいい野菜たち
私は家庭菜園で野菜を育てています。 今年は種からいろいろな野菜を育てています。ブロッコリーに初挑戦、夏の終わりに種蒔きをして苗を育て畑に定植して現在に至ります。種蒔きをして発芽するまではとっても待ち遠しいのです、水かけをしながらワクワクしながら待つのです。苗を定植してからは害虫との戦いですし、天気にも影響を受けます。台風の時は苗が飛ばされないように網で覆い台風が過去るのを待ちました。網を外すときには「よく頑張ったね」とつい声をかけてしまいます。最近になってようやく実が大きくなってきました。手間がかかるほどかわいいのです。子育てと同じですね、収穫が楽しみです。
野菜農家さんは本当に苦労して育てているのだと実感しました。
私はまだまだ初心者なので本を片手に季節の野菜に挑戦中です。
豆類は小さな苗の状態で冬を越さなければならないので防寒対策を施し春を待ちます。 適期でないと発芽しないなどなかなか奥が深い野菜作りですが、季節を感じながら家庭菜園を楽しんでいます。
乾燥肌
私の肌はこの季節カサカサであります。みなさんの肌はどうですか? 先日、乾燥肌について新聞に書かれていました。
若かりし日は、あまり感じた事はありませんでしたが、ここ最近では、粉が出るときもあります。乾燥の原因は、肌の水分を蓄えておく力が低下していることだそうです。
肌を潤すためには、スキンケア・食生活・生活習慣を見直すことで多少改善できるようです。
ここに、入浴後のスキンケアについて書いてあったので、少し参考にしてみてください。
① 入浴前後に水分補給(特に緑茶は吸収がよく効果的)
② 約40℃の湯で10分程の全身浴
③ 体を洗うときは、ゴシゴシせず、泡洗い
④ 湯舟から出たら、10分以内に保湿ケア(保湿リミットという)
①~④がすべて行えると、よりよい保湿効果が高まるそうです。
これなら、なんとか私でも出来そうな感じがします。
みなさんも出来たら、1つでも試してみてください。肌が乾燥すると、赤みやかゆみが出てきます。少しでも緩和出来たらと思います。
訪問入浴に私も行きますが、①~④まで当たり前のように行っていますよ ((´∀`))
『アドバンス・ケア・プランニング』って何?
近頃は略語や横文字(英語)が溢れてますが皆さんはわかりますか?
そんな略語・横文字のひとつである「アドバンスケアプランニング(ACP)について」という講演会に参加してきました。
アドバンス・ケア・プランニング・・・治療・療養について患者・家族と医療従事者があらかじめ話し合う自発的なプロセス。話し合いの結果が記述され定期的に見直され、ケアに関わる人々の間で共有される。
つまり、元気なうちに「もし病気になったときにどうしたいか」を具体的に考え話し合っておきましょうという事です。
どんな人でも必ず「死」はやってきます。避けることは出来ません、それならば自分らしい最期を迎えたいと思いませんか?
あなたの願いは何ですか?
補足)私たち武豊町でも話し合いを進めていて、みなさまに具体的なご案内ができる様に少しずつですが準備しているみたいです。
関連サイト; 厚生労働省ページ、 国立長寿医療研究センターページ
もしもの時に役立つノート
2年前に結婚したのですが、籍を入れる前に価値観や死生観、経済面などの共有をしておきたいと思い、
「LIVING&ENDINGノート~もしもの時に役立つノート~」
というのを書きました。
このノートは一冊の冊子になっていて、以下のようなことが書き込めます。
・各種口座、保険情報
・クレジットカードや電子マネー
・重要な連絡先
・自分の基本情報
・趣味や交友関係
・医療、介護の希望
・葬儀、お墓の希望
・遺産相続について
・有価証券、不動産、その他資産
・借入金、ローン、年金
簡潔に言うと「生き方」と「死に方」の希望をまとめておけるノートです。
私は今までナースとして色々な方々の人生に関わらせていただいた経験から、人生のパートナーを得る時だからこそちゃんと話合いをして自筆で書いておきたいと思いました。
勿論、生きていく中で希望は変わってきますので、何度でも書き直せるように消せるボールペンや鉛筆で書くように推奨されています。
我が家では毎年結婚記念日にこのノートを見返して変化があった時には書き直すようにしていて、つい先日、2度目の見返しをしました。
見返すことでお互いに生き方と感謝の気持ちの再認識ができ、とても有意義な結婚記念日が過ごせています。
よければ皆さんも、大切な方と一緒に書いてみてはいかがでしょうか?
アロマで癒されましたぁ〜
先日、美容院に行った時の話です。私は鼻炎で鼻をズルズルしていました。シャンプーの時に美容師さんが「お試しでアロマを使わせてもらってもいいですか?」といわれ、顔にかけるシートにアロマをつけてくれました。とても、鼻が通りリラックスしてシャンプーを受けることができました。 それから、少しアロマについて調べてみました。アロマとはリラクゼーションに使われるエッセンシャルオイルやさまざまな植物をベースにしたオイルの事です。その効果は心理、または身体的な不調で悩む人達を癒したり、リラックス効果があったりと心身ともに癒してくれます。
最近では医療現場でもアロマは活用されており、認知症予防や終末期ケアにも効果が明らかになってきたそうです。終末期のがん患者さんのケアとして、手足をアロマオイルでマッサージすれば、香りとスキンシップの相乗効果で、薬だけでは解決できない全身の苦痛や不安・不眠に対処することが出来るとのことでした。
しかし、アロマを使用するにあたって注意することのいくつかありますので、使用する前にはしっかりと調べてからの使用をおすすめします。 私も今回のことでアロマについて興味を持つことができたので、まずは自分を癒すために使ってみようかなあ。
こんな本ありました
この夏、中学生の娘は読書感想文の本が決まらないと相談してきました。図書館で目についた本を、母の仕事を知ってもらえるのではと思い手渡しました。 「訪問看護の現場で考える もうすぐ亡くなります」著者 宮崎照子
題名は中学生にとって刺激的だったようですが、在宅療養者・家族とのやりとりが書かれ何とか読み終えたようです。まだ親族の死に直面したことがない娘ですが、終末期の迎え方について様々あることを知りそれに携わる職業があるのだと知ったようです。
グリーフケアの本についても紹介がありました。以前、子供たちに読み聞かせした絵本が何冊かあり懐かしく思いました。しかし、子供に「この本知ってる?」と聞きましたが覚えてないとの返事にがっかりでした。
秋の夜長に是非、読んでみてください。
他職種との連携の大切さ
先月、医療法人マックスの発表会があり、PSR、リハビリ、介護士、訪問看護師など色々な職種の発表がありました。 その中で特に印象に残ったのは、体重増加が原因で訪問入浴の支援方法を再度検討し、より安全に入浴できるように検討した発表でした。
訪問入浴を再開するために、サービス間で意見交換をし、入浴方法を検討し、ご自宅で以前よりも安全に安心して入浴が行える様になりました。
今回のこの発表を聴き、疑問を声に出すことの大切さ、ケアマネージャーや介護士、リハビリなどの多職種と連携を図ることの必要性を改めて実感しました。
現在、私は訪問入浴、訪問看護に携わらせて頂く機会が増えています。それにより、今までは知り得なかった利用者様の家庭での過ごし方や、ご家族の利用者様への関わりなどを知る事ができる様になりました。私も、他職種との連携を図り、疑問に思った事は声に出して発信し、在宅生活を支援できる看護師を目指していきたいと思います。
骨盤と健康の秘訣
先日、骨盤の勉強をしてきました。皆さんは、自分の癖を意識していますか? 「足をよく組む」「ヒールをよく履く」「座っていることが多い」などなど、繰り返しその癖で過ごしていると、骨盤の歪みが生じます。骨盤が歪むと、身体の不調「腰痛」「膝の痛み」「頭痛」「肩こり」などがおきます。私も長い間、肩こりと頭痛に悩まされ、鎮痛剤をよく服用していましたが、ここ数年定期的に、ヨガを行うようになり身体をリセットする事により、身体の不調がなくなりました。薬は一時的には症状は改善しますが、根本的には解決しません。自分の身体を知り早めに対応することで薬に頼らず過ごすことができるかもしれません。
又、生活習慣の変化も大きく影響しているようです。昔は、トイレは和式でした。しゃがんで用を足すことで足の筋力もかなり使います。又、布団の上げ下ろし、雑巾がけ、車がない為、歩いたり、自転車を乗ることで足腰が鍛えられたのだと思います。便利な社会になったからこそより運動を習慣にすることが健康寿命を伸ばすのに必要なのだと思います。
私のできること
先日(大往生~我が家で迎える最期)という番組を見る機会がありました。 埼玉の病院にある在宅医療の地域訪問で、特に印象に残った事例がありました。
全盲の娘さんが、余命宣告うけた末期癌の父の介護を親族、サービスをうけながら自宅で行い最期を看取りました。
父は大事な家族の為、娘さんは今までの感謝の想いで二人の在宅での生活が始まりました。
父は体力が弱っていく中でも、大事に育てた柿の話を医師に得意気に話し、娘さんに対しても父としての強さと優しさがありました。
全盲でありながら父の為に料理、マッサージ、尿器の片付けを行う娘さんの姿は、一つ一つ父への想いが伝わってきました。
訪問5ヶ月程で娘さん親族に見守られながら息をひきとりました。
私が訪問看護に関わらせて頂いて4年、それぞれの介護、在宅医療の形の中、何気ない言葉をかわしながら、家族も含め(大往生)へ導いているこの医師のようにとは言えませんが少しでも近づけるよう心掛けていきたいと思いました。
出会いとお別れ 映画
つい先日、元中学校校長先生の認知症の人と家族の映画を見て来ました。
最近、結婚して話題になっている女優さんも出演しておられます。認知症の人や家族が主人公の映画をよく見かけるのは、それだけ私達に身近な出来事になったという事ですね。映画は一つのケースだけれど、参考になることもあるかもしれません。とても良い映画でした。
出会いとお別れ担当看護師
「老化?!」に朗報あり
いつ頃からか「なんか人の名前が覚えられない」「何かやろうと思ったのに他のことをやっていたら忘れた」なんて事が出てきました。とうとう老化がきたか・・・仕方ないよねと思っていた頃、出会ったんです!!!!!!
何に出会ったかって?脳の本番は56歳から始まるっていう、面白い本に出会ったんです。
脳生理学では関連記憶力が50代の半ばから最盛期に入ることがわかっているそうです。物忘れは想定内の進化である。それはその通りだと思いますが、その先です。50代に入ると脳が「失敗しにくく、成功しやすい」状態になってくるということです。
長く生きること、たくさん泣くこと、転んで傷ついて立ち上がることが脳を成熟させる ということです。
「56歳まで生きて、人生の達人にならない人はいない。」ここからがポイント「繰り返してきたことの達人域に入るだけ、いいも悪いも(笑)」私の人生乞うご期待!
目標を持つことの大切さ
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、皆さんは今年の目標は立てましたか?私は『ジムに週3回は行く』『料理のレパートリーを増やす』にしました。
訪問看護の利用者さんにもやってみたい事やこんな事ができるようになりたいなどの目標をお伺いしています。
以前の趣味の釣りをしたい、歩いて買い物に行きたいなどすぐに答えられる方や何度か訪問する中で話をお聞きして看護師が目標を決めさせてもらうこともしています。
目標を持つと
- 〇進むべき方向が分かる
- 〇充実した時間を送ることができる
- 〇達成感・満足感を感じることができる
- 〇気持ちか前向きになる など
沢山のメリットがあります。皆さんもすぐに達成できる目標からでも良いので目標を立ててみませんか?
『人』を生きる
ジメジメする季節になりました。毎日マスクを着用し仕事をしているのですが、この時期のマスクは、辛いですね・・・。少しでも快適に過ごそうと、マスクに一滴アロマオイルのミントを垂らしたりして凌いでいます。
話は変わって、
訪問看護をしていると、色々な方との出会いやお別れがあります。その方との出会いは、私の心の中でずっと生きていて、今の私がいます。
つい先日お母さんをお家で看取った娘さんからお手紙を頂きました。 21歳の娘さんからのお手紙です。
- 「母は人生の最期を大好きなお家で家族と共に幸せな時間をゆっくり刻むことができたと思います。」
- とお手紙を頂きました。
病院から退院して、病院では、意識がなくお話する事もできなかったのですが、家に帰ったら、目を開けて、お話したりご家族と家族のビデオを見たり、大切に育てた植物と同じ部屋で過ごしたり、周りで大好きな家族の声が響き渡り素敵な時間を最期まで大好きなご家族と過ごされました。
私も訪問する度に温かい気持ちになりました。お別れは悲しいけれど、その方の生きてきた人生に関わる事ができ感謝しています。
お手紙を頂いた娘さんから「看護師になりたいです」とお言葉を頂きました。
お父さんは、「大変な仕事だって・・・」と苦笑いしていましたが、
私は嬉しすぎて、ついつい学校を調べてお伝えしたりしてしまいました。
いつか一緒に仕事ができたら嬉しいな♡
絶対素敵な看護師さんになると思います。
素敵な出会いに、貴重な経験にいつも感謝しています。
ありがとうございました。
(HP編集担当Rも感動してます(涙))
植物の力
コロナウイルスの大きさは細菌の 1,000分の1で、とても小さく軽いので、空気中を長い間漂って、呼吸と一緒に喉や肺に達します。そうと知らずに、ウイルスを持った人と同じ空間にいて、感染を防ぐのは、難しそうです。といって、いつも相手を疑い、感染をおそれるのも疲れるだけですね。そこで、私は植物の持つ抗菌効果を利用してみようと思い、アロマオイルをマスクに噴霧しています。抗菌と良い香りの両方を利用してみませんか?
有難う
早起きするとまだ町は静かで空気も澄んでいます。
普段聞こえないようなお寺の鐘の音、風の音、草木のふれあう音は穏やかな気持ちを運んできます。音の他にも雨、土、牛などの匂い。一番いいにおいはよそのお宅の朝食のにおいでしょうか。このにおいからは幸せな家族を感じて思わず微笑んでしまいます。そして 1日が始まります。ただただ当たり前の日常ですが、それがどれだけ有難いことなのかと思うと全てのものに感謝せずにはいられません。
「有難う」とは「有る」ことが「難しい」ことです。だから有難うです。
これから・・・今でも・・・どんなことが起きるかわからない時だからこそ「有難う」という気持ちをもって生きていけるといいなと思います。
「有難う」でみんな優しい気持ちになり、助け合って生きていける社会であってほしいと願うばかりです。
利用者様、その家族から頂いている「有難う」が私の元気の素です。皆さん 有難うございます。
新しい生活様式
コロナウイルスという言葉を初めて聞いたのが、今年1月、あれから半年余りたった今、手洗い・手指消毒・マスク・手袋等のスタンダードプリコーション(標準予防策)や三密を避ける、遊びに行くなら屋外へ等の新しい生活様式が始まりました。
訪問看護にうかがう際も、手洗いやマスク着用の厳守、発熱等の症状が出ている方への訪問時は、ゴーグルや防護服を着るようになりました。
少しこの生活に慣れてきた今、出来る事は、継続していけるといいですね。
これからインフルエンザも流行の時期になって来ますが、この新しい生活様式を行いながら感染症の予防に努めて行きましょう。
なずな
日の出が早くなりましたね。毎朝、犬の散歩に行くのですが、うちの犬は雑木林が大好きで、私の行ったことのない、道なき道を突進していきます。そうして、しらない風景を見せてくれるので、楽しみでもあります。林の中で転ばないように、下ばかり見て歩いていて、大きなぺんぺん草を見つけました。これ春の七草のひとつ「なずな」ですよね。どんな味かと、食べてみました。ゆでて、ごまと醤油をかけただけなんですけど、苦みはほとんどなく、ヨモギに似た香りがほんのりしました。青臭くなくおいしかったですよ。後で調べたら、特にカルシウムが多いんだそうです。
野菜が好きな人にはおすすめします。
ペンネーム 春いろ
SAKURA
利用者様と見た桜吹雪です。ひとひらはこんなに小さく、控えめなのに
風に吹かれるとキラキラ光るように散るのです。「こっちを見て見て」と言っているかのように。その声が聞こえたのか、お散歩や写真を撮る人がいて、知り合いでもないのに、みんなで一緒に花見をしているようでした。楽しかったな
桜の木、今年もありがとね
ワクチン接種ー看護師の場合ー
先日、1回目の新型コロナワクチン予防接種を受けました。
接種時の痛みは毎年のインフルエンザワクチン接種と変わらないように感じました。
筋肉注射なのに、揉んではいけないということに驚きました。
接種して4時間後、腕へ筋肉痛が出始めました。
翌朝、腕を動かすと筋肉痛はあるものの朝食準備や洗濯物干し、子どもの抱っこ、車の運転はいつも通りにできました。筋肉痛のピークは約半日でした。
2回目のワクチン接種後は発熱や痛みも出やすいと聞きました。なので、ワクチン接種後は緩和目的に解熱鎮痛薬を内服したいと思っています。
2回目接種が終わって 37、 5〜 38度の熱が出て、解熱剤を飲んだ人がいます。しかし翌日にはほとんどの人が回復しました。
接種前は副作用の不安がありましたが、これで感染リスクは減ったと考え、心の余裕を持って、看護にあたる事が出来ると思いました。
皆さんも順調に接種を済まされるよう、心からお祈りしています。